ひきこもりと人との出会い
一般に、ひきこもっている青年たちは、傷つけられることを非常に恐れています。心無いひと言で、みずからの存在自体が否定されてしまいかねないことをよく知っているからです。もちろん、彼らのこうした恐れは、十分に尊重されるべきです。しかし、ひきこもり続けている限り、精神的な成長がおこらないこともまた、一つの現実なのです。
その理由はもうお判りでしょう。ひきこもった生活には、もはや他者との出会いもなく、したがってリアルな外傷も、そこからの回復も、一切ありえないからです。言い換えるなら、彼らにとっての他者のイメージは、たんに外傷をもたらすだけの、迫害的なイメージにとどまっているのです。
それでは家族は他者ではないのでしょうか。もっともな疑問ですが、あえていえばその通りです。ひきこもり事例においては、もはや家族は、他者ではありません。彼らにとって家族は、あたかも自分の一部のように取り扱うからです。
わたしたちがコミュニケーションの回復をしきりに強調するのは、まさに家族の他者性の回復のためです。独り言がコミュニケーションではないように、あたかも自分の一部のような家族とのやりとりは、コミュニケーションからはほど遠いです。
たとえ肉親であろうと、自律的な判断と行動の権利を持つ個人であるという認識があって、はじめてコミュニケーションの可能性が開かれるのです。さきほど述べたように、他者との出会いのない「ひきこもり」状態においては、リアルな外傷はありにくいです。
しかし、彼らは現実に傷ついていて、また「自分がひどく傷つけられてきた」というイメージに打ちのめされています。とりわけ隠れた外傷体験としての「いじめ」については、休養と同時に周囲からの全面的な理解と、心理的支えが不可欠です。
「いじめ」が深刻な外傷体験として、数十年を経た後も癒えにくいのは、そこから回復するためのルートが徹底して塞がれているためでもあります。初期の「ひきこもり」における休養としての意義は、ここにあります。
彼らがひきこもる理由を理解すると同時に、外傷からの回復のために十分な休養の機会を与えること、これによって、一部の事例は自らの力で立ち直っていくことが可能になります。しかし、長期のひきこもりの場合は、事情が異なってきます。長期化すればするほど、それはあたかも自分で自分を傷つける行為に近づいていくのです。
ひきこもりを放置すべきではない理由はここにあります。自傷行為の悪循環(=「ひきこもりシステム」)から抜け出すためには、他者による介入が不可欠だからです。たがって長期ひきこもり事例の支援において重要なのは、「他者による介入をいかに有効に行うか」ということになります。
ひきこもりやニート・スネップ・不登校になった子どもには、けんかをしたりいじめられたり、恥ずかしい思いや悔しい経験をしたりすると、自分の気持ちを心の中に閉じ込めてしまうタイプが多いようです。
さまざまな感情が葛藤を生み、ストレスを強く感じることになります。そこで、自分の殻や家庭に閉じこもってひきこもりやニート・スネップ・不登校の状態になったりするわけです。
しかし、人間は社会との交流なしには生きられません。自分の感情を言葉に表現し、ストレスの対処法を覚えていくことが大切なのです。また、悩んでいるのは自分だけではない、不安なのはもんな同じ、ということに気づくことも大事です。
家族や周囲の人がどう接するかが改善へのカギ
家族が子どもを気遣って言葉をかけていけば、改善に向けての支援になります。
○学校で困っていることがなかったか聞き、先生と連絡を取り合う。
○まずは受け入れ、よい点を積極的にほめる。
○悩みや苦しみを聞いて共感する。
○体調についてたずねる。
○登校を無理強いせず、あせらない。
○兄弟や友達など、周囲の子どもと比べない。
○生活リズムを一緒に整えてやる。
○子どもに自己決定させる。
○子どもも自分も責めたりしない。
○登校してほしい、家族以外の人とコミュニケーションをとってほしいという希望はきちんと伝える。
ひきこもりはコミュニケーション不全
ひきこもりを「人との付き合いを拒否している」と解釈するのは間違っています。むしろ、人と付き合いたがっているのです。ただ、今までうまく人と付き合えなかったために、一時的に閉じこもってしまったのがひきこもりの実像です。その証拠に、最近のひきこもりは、インターネットや携帯電話やスマホを使って、しきりにコミュニケーションを図っています。
対面ではうまく付き合えない人間も、メールならば一方的に自分の意見や気持ちを伝えられるからです。つまり、ひきこもりという現象は「コミュニケーション不全から生じる」と解釈することがもっとも妥当だと思います。人と付き合いたくないのではなく、付き合いで手痛い失敗をしたか、あるいは失敗が恐ろしくて積極的に付き合おうとしないのです。
この状態をなんとかするには、実際に人との付き合いを通じて、自信をつけていくしか方法がありません。ひきこもってしまった子に対して、腫れ物にさわるように接する両親がいます。
そのようなやり方は、本人をイライラさせるだけです。なぜなら、自分がコミュニケーションが下手だと悩んでいるのに、目の前にいる人間もまた下手なやり方をしているからです。
親がいくら言っても自室から出てこない子が、カウンセラーが来て話すと意外によい反応をするのは、何も特別な技術や能力があるのではなく、ごくふつうのコミュニケーションを試みるからです。
それは何かといえば、相手の話をよく聞く姿勢を示すことです。彼らは話したがっています。自分の思いを聞いてもらいたいと切実に思っています。ですが、自分では心の扉がなかなか開けられないのです。
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