いじめと不登校
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いじめと不登校

いじめを受けている子どもは、なぜ、いじめを口に出して言わないのでしょうか?

 

 

 

 

いじめで子どもの自殺者がでる度に、なぜ子どもはその両親にすらいじめられていたことを話さなかったのだろうという疑問がわいてきます。

 

 

 

 

専門家などは、「子どもは未熟だから、死の恐ろしさを知らないためであろう」などと堂々とマスコミで述べています。

 

 

 

 

わたしにはとてもそうとは思えません。なぜなら犬猫はもちろん、もっと下等な動物でも死の恐ろしさを知っているからです。

 

 

 

 

自殺する子どもは死ななくてはならないほど追い込まれていたのです。この考え方が正しいなら、自殺をマスコミで扱うことによって、自殺が流行するということはありません。

 

 

 

 

ただ、子どもは自殺をすれば自分の苦しみを社会に訴えられるという事実を知るでしょう。

 

 

 

 

今まで私の知る限りでは、いじめで自殺した子どもが自分がいじめられていた事実に触れた例はあまり多くありません。

 

 

 

 

なかには自分をいじめていた同級生等の実名を遺書等に書いて自殺する子どももいますが、あまり多くを語らずに自殺してしまう子どものほうが圧倒的に多いように思います。

 

 

 

 

いじめを受けていた子どもが自殺したいと話した理由と、自殺した子どものその理由とが必ずしも同じとは限らないとわたしは思います。

 

 

 

 

自殺した子どもはもっと追い込まれていたはずですから・・・。そこで次のようなことが推測されます。

 

 

 

 

1.仕返しが怖いという理由は、わかりやすいです。しかし、これだけで自殺まで追い込まれるとは考えがたいです。

 

 

 

 

2.自殺した子どもはみなおとなしくて優しい性格だったので、自分がいじめを受けていることを親に教えて親を悲しませたくないという理由です。

 

 

 

 

これは、いじめを実際に受けていた子どもが話したことです。しかし、これは子どもが後から自分の受けたいじめを分析しての話で、子どもの心の構造を考慮して分析したとき、いじめをまさに受けていた最中に、いじめられていた子どもはそのように考えなかったと思われます。

 

 

 

 

子どもはいじめられていたとき、何も考えられなかったと思います。ただ、体の内から湧き上がってくる苦しみや悲しみに耐えていただけだと思います。

 

 

 

 

3.子どもは遊びの名人です。いじめの対象が逃げ出さないように、じわりじわりといじめられている子どもの逃げ出そうとする意欲を奪い、動けなくして、いつまでも自分たちの遊びのいけにえにしています。

 

 

 

 

いじめられている子どもを洗脳して、いじめられているのが当たり前と思うようにしてしまうのです。

 

 

 

 

その結果、いじめられている子どもは自己否定に陥り、死を選ぶ可能性は十分にあると思います。

 

 

 

 

4.いじめられている子どもが自分でそのことを話すとき、または他人がそのことに言及するとき、その子どもはそのいじめを再体験することになり、たいへん苦しくなってしまうので、それを避けようとします。

 

 

 

 

これは不登校の例でもよく見られます。

 

 

 

 

5.トラウマを持っている子どもは、それだけで十分に辛い状態にあります。その上、いじめられていることを話すことによって、他人がそのいじめに言及すると、その子どもの辛さは何倍にもなります。

 

 

 

 

そのため子どもは他人が自分の辛さの原因に触れられることを非常に嫌がります。

 

 

 

 

これが理由ですと、遺書、日記、留守番電話、メール等にメモを残したことが理解できます。

 

 

 

 

もし、わたしの推測が正しければ、いじめられている子どもはまるで貝のように押し黙って、体を小さくしてじっとしているはずです。

 

 

 

 

いじめという嵐が過ぎ去っていくのをじっと待っていると思います。換言すれば、いじめを受けている子どもは親にも友達にもいじめ110番にも自分のいじめを打ち明けることはないと思われます。

 

 

 

 

ですから、わたしたち大人や親が見つけ出すしかないと思います。いじめを受けている子どもがいじめ110番に電話をかけても、相手が出たら電話を切ってしまうと思います。

 

 

 

 

かえって留守番電話だとそこに何かメッセージを残すことはありえます。しかし、けっして名前は明かさないでしょう。

 

 

 

 

いじめという行為は、家庭や学校で辛い思いをしている子どもの一部が、ストレスを発散させるために行うのが一般的です。

 

 

 

 

そして、いじめる対象は自分より弱い子ども、逃げられない子ども、何もやり返してこない子どもです。

 

 

 

 

グループでいじめを行っている場合には、いじめる、いじめられる関係の間に階層構造ができあがっています。

 

 

 

 

いじめの大本の子どもは、自分より弱い立場の子どもをいじめます。そのいじめられる子どもはより弱い立場の子どもをいじめます。

 

 

 

 

その結果、一番弱い子ども、いじめのできない子どもが最終的ないじめのターゲットになります。

 

 

 

 

グループでいじめを行っている場合には、腕力的に強い子どもでも孤立して逃げ出せないと、ターゲットになる場合があります。

 

 

 

 

いじめに加わっている子どもたちにとって、いじめられる子どもの存在は必要です。

 

 

 

 

いじめの対象がなくなるといじめはできませんから、いじめの対象が逃げ出せないように、いじめは巧みに行われます。

 

 

 

 

人前ではいじめは遊びの形で行われることが多いです。人前でなければ、とても陰湿な形で行われます。

 

 

 

 

いじめには必ずしも傍観者は必要ありません。しかし、いじめをより効果的にするには、傍観者が必要です。

 

 

 

 

いじめは遊びの形で行われます。その遊びの中でいじめられる子どもが苦しめられます。

 

 

 

 

その苦しんでいる姿でいじめる子どもは自分を維持していますから、いじめを受けている子どもが苦しめば苦しむほど、いじめは効果的になります。

 

 

 

 

いじめられている子どもが他の子どもたち(傍観者)に晒されてより苦しむと、いじめはより効果的になります。

 

 

 

 

傍観者には、いじめがいじめと理解できない場合が多いです。ただ、ふざけあっているだけだと思われることが珍しくありません。

 

 

 

 

つまり、あくまで遊びの一環として理解されてしまいます。いじめと理解する子どもがいても、いじめだという証拠がないので、問題だとしてもなかなか表沙汰にできません。

 

 

 

 

いじめられている子どもも遊んでいるだけだと言いますから、傍観者にはいじめを防ぐ方法がありません。

 

 

 

 

いじめを大人が仲直りさせると、大人は仲が良くなるはずだと考えます。しかし、いじめた子どもは大人の前では良い子を演じて仲良くすると言っただけで、いじめた子どもの情動はかえって辛くなってしまいます。

 

 

 

 

その結果、大人の目の届かないところでより強いいじめをしてしまいます。いじめられている子どもを守るためには、いじめられている子どもをいじめの場から隔離してあげる必要があります。

 

 

 

 

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